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飛助mini 液剤7L/粒剤7kg 農業用農薬散布ドローン

国内で使いやすいもを手にしやすく。

「農業用ドローンは大規模圃場の機械だ」「小型機では容量不足だ」と言われていましたが、そんな常識を覆すべく誕生したのが飛助miniです。多種多様な作物を生産する中山間地で活躍できる低価格かつアタッチメントの付け外し、アシスト機能の充実、薬剤ドリフトの低減、飛行時間の向上、コストを抑えるための耐久性などのさまざまな問題をクリアした農業用ドローンを開発しました。

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​バッテリーは少なく。飛ぶ時間は長く。

小型の農業用ドローンといえどバッテリーは高価格。中山間地でバッテリーコストを回収するのは至難の業です。そんなバッテリーをできる限り少なく運用するには、1つのバッテリーでの作業面積の向上が求められます。

​飛助miniの動力になるブラシレスモーターは、最大瞬間推進力が48kgの強力なパワーで、24inchの大きいプロペラを組み合わせ、低回転でトルクのある飛行をします。薬剤を搭載しても電力消費量は大きく変わらず、1つのバッテリーでの散布面積工場に繋がりました。

​1フライトで87aの圃場をカバーする散布性能

​小型でも圧倒的な散布性能

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日本の無人航空機農薬は8倍希釈の​高濃度な状態で使用します。そうすることで、たった7Lの容量でも最大87.5aまでの圃場を一度で散布することができます。大型機と変わらない散布幅も確保しているので、圃場内でのUターン回数を減らすことができます。(図1)

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​機体はミニでも、散布性能向上を達成。

機体重量をかるくすればするほど、ダウンウォッシュ(降下気流)がよわくなり、風の影響を受けやすくなります。

​フレーム構造を一般的な〈X〉の形状ではなく、風の影響を受けやすい小型機でも充分なダウンウォッシュを確保できるように〈+〉の構造にしました。これにより、前後進でも変わらなく機体の75%のダウンウォッシュを利用することができ、横風に強くドリフトを低減することができます。また24inchと大きなプロペラを使用することで、ダウンウォッシュの到達距離が伸び、作物の根元まで薬剤を散布することができます。(図2)

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​マゼックスが使いやすさにこだわった独自の制御装置(フライトコントローラ)を搭載しました。強い耐衝撃性を備えたプラットフォームと複数のIMU・CPU・バロメーターで構成され、優れた処理能力で最大積載状態でも飛行安定性を大幅に向上。強風時でも非常に安定したホバリング性能で、飛行中の高度維持や姿勢制御も精密に行い、操縦者の負担を減少させます。独自開発のため国内のニーズに合わせた機能や性能に対応できる機体が完成しました。自動制御により高度・位置・スピードは一定に保たれ、送信機から手を離せば自動でブレーキをかけてホバリングを開始します。

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GPSの取得数が向上

新型制御装置の位置情報取得アンテナは取得するGPS個数が大幅に向上しています。従来は12~15個だった衛星数が、20~22個ほどまでに増加しました。山に囲まれた山間地でも多くの衛星数を取得できることで、良質なGPS信号を取得すること

が可能になり、GPSロストの可能性を減少させ安全なフライトを実現します。(図1)

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直感で使える高度レーダー

従来の高度レーダーは、送信機に付属するタブレットを使って調節する必要があり、実際に飛行してみると風や場所などの環境変化や、作物の種類に応じて再度調整をしなければいけないことが多々ありました。簡単に直感で使えるドローンのためにタブレットやモニターを使わない高精度高度レーダーです。「維持したい高度に合わせスイッチを押すだけ。」たったそれだけで設定が完了します。様々な状況に応じて瞬時に高度変更が可能で、再設定する場合ももう一度スイッチを押すだけです。
※高度レーダーはオプションになります。(図2)

フライトモード

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直進アシスト・連動散布モード

初心者でも簡単に作業できるように、GPSで経路のズレが生じないように自動補正しながら速度は15km/hで固定され、横移動もスイッチ1つで自動で行います。散布装置も自動制御するため操作しなくても緑線だけを散布します。作業者が変わっても正確な作業ができるため散布ムラを低減します。 ※ベーシックには付属しません。

自動飛行モード

タブレットを使用しなくても直感で自動飛行が可能です。前後横移動、散布装置のON・OFFも全て自動制御します。前後移動だけ散布装置がON、ホバリングと横移動は散布装置がOFFになり薬剤を均一に散布します。自動飛行中でもスティック1本で地点の延長や短縮も可能です。また薬剤補充して再開するときも中断ポイントから自動復帰します。※ベーシックには付属しません。

機能・パーツ説明

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タフで信頼できる推進部品

動力になるブラスレスモーターやESCは、農薬や水、ほこりなど過酷な労働条件でも最高のパフォーマンスを発揮できるように、防水防塵加工や内部冷却機構で構成され、メンテナンス性も優れています。さらに高強度炭素繊維で製造された24inchプロペラは、薬剤を積載した状態でも消費電力を削減するための組み合わせにより長時間フライトが可能になりました。プロペラは取り外すことなく、折りたたみ収納することが可能で現場作業を大きく削減することができます。また高輝度LEDが内蔵され、〈前=赤・後=緑・横=白〉で点灯し機体方向を目視で遠い範囲まで確認できます。

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現場で交換。使い方は無限大

飛助miniは、液剤農薬はもちろん、粒剤散布装置や肥料・豆粒散布装置※もあっという間に交換することができます。ピンを引っ張りながら散布装置をスライドさせると簡単に脱着が可能です。もちろん、飛行時に散布装置が落下しないように、ロックされていて外れることはありません。

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こだわりのノズル

飛助miniにも、農林水産航空協会の認定機である飛助MGと同じlechler社ノズルを使用しています。1分間の吐出量に対して適切な角度と粒形で散布できます。アフターパーツにも優れ、ノズルの部品交換にも対応でき、いつでも清潔に適切に使用することができます。

さらなる小型化を可能にするアーム

4本のアームは全て折りたたむことができます。その大きさは助手席にでも置けるほど小さく6.7kgと軽いので、女性でも簡単に持ち運びができます。プロペラも折りたたむことができるので現場での作業は全て広げるだけで完了します。

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大口径の薬剤投入口

大型機と同様の大きな投入口になったことで、タンク内の清掃が容易になり、円錐形の形状をしているので残留農薬を削減します。標準で大型ストレーナーも付属するので、液体薬剤に混入している不純物も簡単に取り除き、清掃も容易になり作業効率を向上させます。

一目でわかる機体​

キャノピーの背面にはLEDモジュールが備えられ一目で機体の状態を確認することができます。横面からの視認性も向上したため、準備作業時の確認も見やすくなりました。

​安全装置

  1. ①バッテリー残量警告
    バッテリーの容量が少なくなると操縦者に音と振動で知らせます。

  2. ②飛行禁止空域制御
    空港などの飛行禁止空域で飛行しないように離陸時モーターが回りません。

  3. ③通信切断時自動着陸機能
    送信機と機体の通信が切断した場合は、自動着陸モードに入ります。

  4. ④範囲外飛行禁止機能
    離陸地点から半径300m、高度50m以上は飛行できません。

  5. ⑤緊急時非常停止機能
    飛行中に危険を回避せざるえない状況になったとき、モーターを停止します。

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